医療保険の支払限度

医療保険

医療保険や一般の保険に医療特約をつけて入院時の経済的保障に対応できる保険が話題です。このような医療保険を選ぶときの選択の一つとして「入院時の支払い限度日数」があります。
厚生労働省が発表した平成17年度の「患者調査」によると、全体で1入院の平均日数は37.5日ですが、生活習慣病の「脳血管疾患」の場合は平均101日と長くなる傾向があります。

医療保険と特約の違い

医療保険と医療特約では保険選択の幅に違いがあります。表に医療保険と一般の保険に医療特約をつけた場合の保険内容を比較します。

医療保険と特約の比較
医療保険 特約
1入院の
支払限度日数
60,120,180,360
,730,1000,1095日など
120日が多い
通算入院の
支払限度日数
700,730,1000,1095日など 700,730日が多い
契約可能年齢 60歳〜75歳程度
保障年齢限度 80-90歳程度(更新タイプ)
一生涯(終身)
80歳までが多い
(この表は主要な条件を示したもので異なる条件の会社もあります)
(ガン保険には支払い限度日数はありません。ガン特約には支払い限度日数が設定されているものがあります)

1入院の支払い限度日数とは

1入院とは、一回の入院で最大何日間保険が支払われるかを示します。特約では120日までが多いです。医療保険にはさまざまなタイプがありますが、支払い限度日数が長くなるほど保険料は高くなります。

一度退院した後、再度入院した場合は再入院という扱いになります。180日以内に同じ病気で再入院した場合は、前回入院の連続と見なされ1入院の限度日数を超えると保険は支払われません。ただし、別の病気で入院した場合は、別入院と見なされます。

通算入院の支払い限度日数とは

通算入院とは、保険に加入してから保険金が支払われる入院日数の上限です。ただし、病気で入院(疾病入院給付金)した場合とケガ(災害入院給付金)で入院した場合は別々にカウントされます。
更新型の保険では、更新しても通算日数はクリアされません。つまり通算入院日数が限度ぎりぎりで更新すると次に入院すると入院給付金が受け取れないこともあります。


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