高齢者優遇定期とは

団塊世代の大量退職で、金融機関は退職金の受け皿作りに余念がありません。大部分のキャンペーン商品は円定期と投資信託を組み合わせたり、短期の優遇金利を適用する金融商品がほとんどですが、福岡中央銀行の「年齢定期」は高齢者をねらった金融商品としてはおもしろいですね。

年齢定期(福岡中央銀行)
年齢 金利(%)
1年目 2年目 3年目
100歳 1% 1.1% 1.2%
80歳 0.8% 0.9% 1.0%
60歳 0.6% 0.7% 0.8%
50歳以下 0.5% 0.6% 0.7%
(注:預け入れ金額20万円〜2000万円)

福岡中央銀行の「年齢定期」は預金者の満年齢100分の1金利が適用されます。50歳未満の場合は一律0.5%となります。「年齢定期」がおもしろいのは2年目は+0.1%、3年目は+0.2%と長く預けるほど金利を上乗せすることです。ほとんどのキャンペーン金融商品が数ヶ月の優遇金利を適用した後は通常金利に戻りますが、福岡中央銀行の「年齢定期」は長く預けるほど金利を上げる新しい取り組みが注目されます。

年齢定期(福岡中央銀行)の注意事項

預入期間
1年、2年、3年
預入金額
10万円以上2000万円まで
予算
250億円

日銀のゼロ金利解除以降徐々に銀行金利も上昇していますが、まだまだ雀の涙を脱したとは言えません。そんな中で、この年齢定期はかなり太っ腹な金融商品ですね。ただ予算があるようで250億円に達すると受付は終了するとのこと。大手金融機関もこれぐらいインパクトのある退職金受け皿金融商品を開発してもらいたいものです。


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