国民年金保険料カード支払い開始
国民年金保険料納付に使えるクレジットカード
国民年金の宛先不明5000万件の扱いで厚生省、社会保険庁は「ねんきん特別便」を発送するなど、過去の清算に追われています。(この件については、「ねんきん特別便」が届いたらを参照ください。)
国民年金保険料を支払う必要がある現役世代は、公的年金に不信感を感じていますが国民の義務でもある「国民年金」を支払う必要があります。社会保険庁も国民年金を少しでも払いやすくするため努力はしています。
2008年2月から新たにクレジットカードでも国民年金保険料を支払うことが出来るようになりました。
国が扱う公的納付でクレジットカードでの支払いが出来るのは「国民年金保険料」がはじめてかもしれません。
国民年金保険料クレジットカード支払い制度の概要
国民年金保険料の支払いに使えるクレジットカードの種類は案外多く、上図に示すように大手クレジットカードならほとんど利用できそうです。クレジットカード支払い制度は、良い部分だけでなく注意しなければならないところもあります。 まず下表で概要を理解しましょう。
|
クレジットカードで支払うと現金で支払うのと同じ扱いになり、口座振替割引は適用されません。既に口座振替制度を使っておられるなら、そのまま継続した方がお得です。
国民年金保険料は電子納付が出来ます
国民年金保険料は以前から電子納付に対応しています。国民年金保険料が対応している支払い方法をご紹介します。
国民年金保険料の納付書にはペイジー(pay easy)マークと納付番号が刻印されています。これを使って電子納付が可能になります。
電子納付の種類
- インターネットバンキング
- 予めインターネットバンキング契約した金融機関があれば、ペイジー(pay easy)を使って納付できます。
- モバイルバンキング
- 携帯電話のiモード、Ezweb、J-スカイや電話のLモードを利用して、払込手続きが行えます。モバイルバンキングも予め金融機関への登録手続きが必要です。
- ATM納付
- 最も一般的なのがATMを使った納付です。国民年金保険料の納付書があれば、金融機関への登録手続きなしにATMを使って納付できます。
- テレフォンバンキング
- テレフォンバンキングは、電話の音声案内を利用して払込手続きを行うものです。テレフォンバンキングも予め金融機関への登録手続きが必要です。
社会保険庁も支払い方法を多様化するのも悪くありませんが、保険料を安くし支給する年金を増やすという根本的な努力に力を入れて欲しいですね。
国民年金保険料の最もお得な支払い方法は、今のところ口座振替による前納に変わりありません。
関連情報リンク
国民年金保険料引き上げ幅
毎年引き上げられる国民年金保険料