ライフイベント
どなたも退職後の生活に漫然とした不安をお持ちですね。特にお金の問題が一番気になるものです。
まず、この不安を解消するためには今後必要となるお金がどれくらいなのかをある程度予想しておくことが必要です。そのために、皆さん各自のライフイベントを考えてみましょう。
やり方は簡単、まずは下の表のようなライフイベント表を作成することです。
それぞれのイベントでどれくらいの予算を必要とするか合わせて記入しておくと、将来どれくらいの金額が必要になるのか、また今からいくらぐらいお金を貯めておこうかと予定を立てておくことができます。
5年先10年先の将来をいかに楽しむか、家族とよく相談し素晴らしい計画を立ててください。豊かな老後を迎える一助になれば幸いです。
退職
夫の退職はライフイベントの中では最も重要な出来事です。
大きな額の退職金が受け取れることもありますが、その使い道はよく検討しておきましょう。
退職時の注意事項など下記の記事をご参照下さい。
パート退職
奥様が働かれている場合は、奥様の退職時期も重要なライフイベントです。
奥様の収入も家計の大きな助けとなっている場合は、退職後の生活費に大きく関わってきます。
もし奥様も正社員としてお勤めであれば、退職金も期待できます。
年金受給開始
退職後の生活を支える大きな柱が公的年金です。
年金受給開始がいつになるのかライフイベント表でよく確認してください。退職から年金受給開始までの間をどのように生計を立てるかいくつかの選択があります。下記の記事を参照してください。
住宅ローン完済
住宅ローンを抱えておられる場合、いつまでに住宅ローンが完済できるかも重要です
もし、退職までに住宅ローンが完済できない場合は、ローンの返済手だてを今から考えておく必要があります。いくつかの選択子があります
- 退職金を充当しローンを完済する
- 再就職してローンを払う
- 住み替えを考える
住宅問題は退職後の生活に大いに関わる問題です。セカンドライフについて下記の記事で検討しています、ご参照下さい。
住宅リフォーム
戸建て住宅をお持ちであれば定期的に住宅のリフォームが必要です。
マンションにお住まいであれば、管理費や修繕代を積み立てているのでそのお金からマンションリフォーム費用は充当されます。
水回りや屋根などはどうしても定期的にメンテナンスしないと痛んでくるものです。老後生活を快適に暮らすためにも住宅メンテナンス費用も考えておきましょう。
国内旅行・海外旅行
退職を機に国内旅行や海外旅行に出かけられる方が増えてきましたね。忙しい会社生活に一区切りがつき、奥様へのねぎらいという意味でも旅行などへ出かけられるのは思いで作りにも良いことではないでしょうか
最近は、豪華客船を使った高額の夫婦旅行が増えているとか、旅行代もそれなりにかかりますのでライフイベントに入れておく方が良いでしょう。
習い事
夫の退職後に習い事に精を出される奥様が多いです。
何も習い事は奥様に限ったことではないのですが、ご主人の退職前は昼間はご主人から解放されていた奥様が四六時中夫と顔を合わせてストレスをかかえる可能性があります。
熟年離婚などにならないためには、奥様が習い事に精を出されるぐらいは大いに歓迎すべきではないでしょうか
車買い替え
車をお持ちであれば車の買い換えも検討されていると思います。
最近は同じ車を長く乗る傾向になってきているようですが、さすがに10年以上経つと修理費もかさんできますので、次の車を検討されることになると思います。
退職後はお子さんも独立して、夫婦二人になるというご家庭も多いと思います。ご家族のライフスタイルに合わせた車に買い換えるという考え方もあります。
次男就職
お子さんの就職、結婚により、家族構成に変化が出てくる可能性があります。
ご主人の退職前にお子さまが全員独立されている場合もありますが、まだ学校に通われている場合は、お子さまの教育費を退職後も確保する必要があります。
特に親元から離れて大学に通わせる場合は、かなりの出費を覚悟しなければなりません。
孫誕生
お子さんの結婚やお孫さんの誕生など予定通りにいかないこともありますね。
ただ、いつかはくることだと認識し、経済的な予定を立てておくことは必要です。
お墓準備
人生最後のライフイベントといえばお葬式ですね
さらにお墓をどうするかも重要な問題です。先祖代々のお墓があり、そこに入れるのであれば大きな出費は必要ありません。そのようなお墓がない場合は、自分で見つける必要があります。墓地・墓石の値段は地域により様々ですので、よく調査されることをおすすめします。
生前に自分のお墓を用意するのは相続税対策にもなります。お墓は非課税財産ですので、死後にお子さんが相続財産からお墓を建てるよりも支払う税金は少なくなります。