投資信託や定期預金が増加

今年から団塊世代の大量退職が始まります、団塊世代が受け取る退職金の行方が気になるところです。
2月8日に日銀が発表した通貨供給量(マネーサプライ)速報によると、2007年1月の投資信託への資金移動金額が前年同月比21.9%増の42兆円と調査開始以来の高い伸びとなりました。

更に「M2+CD」(現金、定期性預金の合計)も前年同月比1.0%増の719兆3000億円と2006年6月以来の増加、特に定期性預金は2.2%増の309兆円と高い伸びを示しています。

この数字を見ると、金額そのものはまだまだ定期性預金などの預貯金が圧倒的に多いのですが、投資信託というリスクを伴う投資商品にそろそろ踏み出された方が増えてきたようです。
このサイトでは、預貯金だけではお金を増やすことはできないと述べていますが、投資信託はいくら郵便局や銀行で販売していても、リスクを伴う投資商品であることは理解しておかねばなりません。
再度、投資信託のメリット、デメリットを上げておきます。これらをご理解の上、ご購入下さい。

メリット
・一部を除いて1万円程度から投資可能
・専門家による運用、分散投資を実現
・販売、受託、運用が独立しており安全性が高い
・時価は毎日、運用状況も定期的に公開されている
・オープン型はいつでも買付け、解約でき換金性が高い
・商品選択の幅が広く、海外資産への投資も可能
・2004年から配当課税が優遇されている
デメリット
・直接投資する場合と比較すると、コストや手数料が高い
・元本は保証されていない
・価格変動は自己責任となる
・約定金額が注文時点で確定しない

最近は投資信託の購入時に、さんざんリスクの説明を聞かされて辟易されている方もおられます。まあ、それぐらい丁寧な説明をしてくれる金融機関の方が安心だと思って我慢してください。

年金&退職金最近の話題

ゼロ金利解除で何が変わる

退職時の注意事項

今からできる退職準備

マネープラン

投資商品研究

退職年金豆知識

保険選びの知恵

お知らせ