保険料の改定

生命保険各社が保険料率を決める指標として使用する「標準死亡率」が11年ぶりに改訂されます。
男女ともこの10年で平均寿命がさらに伸びました(下表参照)。このため、保険会社が使用する「標準死亡率」は男性で平均約12%、女性で平均約18%低下するとのことです。
標準死亡率の改訂は、生命保険各社の保険商品設計に影響します。これに伴って、2007年春から新しい保険料率に変更されると思われます。これから保険加入を考えておられる方はよくご検討下さい。
注意が必要なのは、今回の「標準死亡率」の改訂は、一般の死亡保険商品と年金保険商品では逆の作用をします。

死亡生命保険への影響
平均寿命の伸びにより、保険料(掛け金)は安くなるでしょう。
ただ、死亡率の低下は60歳以降の高齢者が中心で、30−50歳代は逆に死亡率が増加しています。
年齢によっては、あまり値下げは期待できないかもしれません。
年金保険、医療保険への影響
平均寿命の伸びは保険料率の値上げ要因となります。
高齢者ほど保険価格が高くなる可能性があります。
日本人の平均寿命推移
男性(年) 女性(年)
1993 76.25 82.51
1995 76.38 82.85
1997 77.19 83.82
1999 77.10 83.99
2001 78.07 84.93
2003 78.36 85.33
(参照:厚生労働省「簡易生命表」/平均寿命とは0歳児の平均余命です)

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