国民年金保険料引き上げ幅

平成21年度(2009年度)の国民年金保険料が1万4660円(月額)に決まりました。
この月額保険料は2008年度の1万4410円と比べて引き上げ幅が250円となり、2004年に見直された年金制度改革の基準よりも40円低い金額となりました。

2008年の名目賃金上昇率が再びマイナスに落ち込み、国民年金の保険料の改定率が0.997と改訂されたため平成21年度の国民年金保険料は引き上げ幅が圧縮されています。
国民年金保険料の計算は複雑で、名目賃金変動率や物価変動率を計算して決定されます。

国民年金保険料の計算方法

  各年度の保険料水準 × 改定率 = 当年の国民年金保険料

  (改定率 = 前年度の改定率×前年度の名目賃金変動率)

国民年金保険料推移
計画の
月額保険水準
実際の
月額保険金額
実際の
引き上げ幅
平成17年度
2005年
1万3580円 1万3580円 280円
平成18年度
2006年
1万3860円 1万3860円 280円
平成19年度
2007年
1万4140円 1万4100円 240円
平成20年度
2008年
1万4420円 1万4410円 310円
平成21年度
2009年
1万4700円 1万4660円 250円

国民年金保険料は現在の計画では2017年度まで毎年280円ずつ上昇し、2017年度以上16,900円で固定される予定です。ただし、今後の年金財政支出状況などから、更なる制度改革が必要だとの議論があります。


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