医療制度改革で負担増
医療費の伸びを抑えるため、国会で成立した医療制度改革法案により、2006年10月より主に70歳以上の高齢者自己負担が段階的に引き上げられることになりました。
2008年度からは、高齢者には新たな医療制度を導入し、少子化対策として子供の医療負担を軽減する対策も盛り込むようです。
少子対策はいいですが、高齢者の自己負担があまり多くなるのは年金生活者にはちょっと困ります。医療制度の変更内容を下記に解説します。
高齢になるとどうしても医者や病院の世話になることが多くなるので、自己負担の増加は避けられないようです。
- 70歳以上の現役世帯並み所得者の自己負担増加
- 70歳以上の世帯収入が現役並み(夫婦合わせて620万円以上)所得者は、医療にかかった費用の 窓口負担額が現行の2割負担から3割負担に変更になります。
- 高額医療費の自己負担額引き上げ
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長期入院などで高額な医療費がかかった場合、自己負担額をある程度抑える制度があります
今回の改正で高額療養費の自己負担限度額が引き上げられ、自己負担金額が増えることになります。 - 出産育児一時金が引き上げ
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出産育児一時金が現行の一人に付き30万円から35万円に引き上げられます。
出生率の上昇に繋がればいいですね。
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